高校の淡い恋の思い出。一話
あれは高校二年生の秋が深まって少し肌寒くなってきたころの思い出。
私は高校1年の6月にクラスメイトの女の子と付き合うことになった。
学校ではあまり二人きりで話すことはあまりなかったが毎日LINEはしていた。
その女の子はクラスの人気者で男女どちらからも好かれていて少し天然な可愛い子だ。
その子は高校入学後すぐ同じクラスの男の子と付き合ったらしいが1ヶ月程で別れたらしい。
原因はよくわからないが男の方から無理やりふったらしい。
話は戻って6月、その女の子からLINEで告白された。
LINEで告白という今となっては当たり前のことが当時は当たり前ではなくなんだか新鮮で味わったことない感情をしたのを今でも覚えている。
私はあまり深く考えずにイエスと答えた。
彼女の方がすごく好きだったわけでは正直なかったけど、嫌いでもなかったし、、、まぁ付き合うことになった。
付き合ってすぐにクラスの絆を深めるための目的であろう勉強合宿が2泊3日行われた。
勉強合宿といいつつも午前中だげ勉強をして午後は観光したり、カレーを作ったり、スポーツ大会をしたり、それなりに楽しかったのを覚えている。
私と彼女は付き合ってまだ2週間くらいだったからまだクラスメイトの人達もあまり知っている人はいなかった。
だけどあからさまに彼女が私の近くにずっといたり二人で話したりしてる時間が増えているのを周りの友達は見逃さない。
夜の恋愛トークではもちろんきかれた。
〇〇と付き合ってるの?
付き合ってるよ。
いつから!?
2週間前ぐらい。
新婚やん!笑
うるせぇ!笑
きっとこんなトークが女子部屋の方でもされていたのかどうかは分からないがされていることは容易に想像できる。
そこから夏休みになり私たちはいろいろな場所をデートした。
スカイツリーにもいったし花火大会も、夏祭りにも行った。
なんともお手本のようなデートだと我ながら思う。
彼女がTwitterやインスタに写真を自慢げに載せて女友達からの羨ましいな〜というコメントほど私の承認欲求を満たしたものはない。
夏休みも終わり、2学期がスタートした。
私たちの恋も第2段階に入る。